それっぽくなってきた
今日はサービスシンク作りの続き。
天板は、前回の作業のあとバトンフロアーで4回塗りしておきました。このシンク周りは全て水に強いバトンフロアー塗りです。
今回使うシンクはINAX S-7Aです。
これ、実は医療用の流し。理科の実験用流しや病院用流しをサービスシンクなどの用途で使うことが、新築・リフォームする人の間で流行っている様子(pin調べ、ね)。見た目もかわいいし、清潔感もあり使いやすそうでいいな?と夢みるオクサマは憧れたわけです。
よく使われているTOTO病院用流し SK106を考え、いろいろ探しているうちに上記のINAXの製品もひっかかってきました。よくよく見たら、結構深いし、天板がフラットになってキレイだし、水栓を取り付ける位置がシンクの中におさまっている(左上の三角の部分)のがいい感じ。
実際の施工例は結局この記事しか見つけられなかったのですが、いいなーいいなーと思い始めてしまったのです…。
INAXの方のシンクはなかなか、売っているサイトが見つけられません。っていうか、話題もほとんど出てきません…。
地道に地道にmosが探してくれ、ようやくeTileというアウトレットのお店で、ひとつだけ発見しました!(ウチが購入したので、もうありませんが…)
色がクリームだったので、『ちなみに白はおいくらで…?』と訪ねてみたところ新品取り寄せで3.7万円位とのこと(在庫のクリームはその半額)。現品限りのモノが安い!のです。
このシンク、ステンレスのフレーム付き(フレーム式流しって名前ですから…)。到着後にモノを見ながら、これってどう取り付けるんだろう?と頭をひねりました(説明書らしきものが付属していなかったので)。
情報が少ない中、何とか図面を発見、なんとなくは分かったのですが、うまく出来るかどうかは別問題ですもんね。
写真は、とりあえずフレームをはめてみたところです。
次はシンク!と思ったけど、このシンクかなり重い。これを持ち上げながらフレームに専用金具でひっかけて固定するワケですが、この場所には一人しかはいれないし、無理そう。
…というわけで、施工前にmosがシンクを一時的に支えるための台を作ってくれました。
その上にシンクをのっけてみたところ。
台を置いたトコロに上から乗っけるという方法をとったので、せっかくはめたフレームもいったん撤去。
台はこんな感じです。
せっかくなので、いろんなトコロに持って行って使えるような小さめのイスを作成。シンクを支えるのに必要な高さのものを作ると、ちょっと座るのが辛い高さのイスになってしまうので、普通の高さのイスの下にツーバイ材を何本か挟んで嵩上げしています。
ステンレスのフレームの脇から水が入らないように、シンクとの間と、天板との間をシーリングする予定。
設置後だとマスキングテープが貼りづらそうなので、設置前に貼っておきました。
カーブの部分が難しく、思ったよりも時間がかかりました。
ステンレスのフレームを戻してみました。
このフレームの位置まで、シンクを持ち上げないとなんですよ。シツコイですがここに入れるのは1人。持ち上げながら固定は不可能なのです。
イスの下にベニヤを何枚か追加で挟んで、なんとかシンクを天板の高さまであげました。
そして次は、専用金具での固定!
シンク下の部分にpinが潜って取り付けました。これ、結構難しい。なんでこんなシステムになってるんだろ?って感じです。
水栓も取り付けてみましたよ。カタログでは、手かざしの自動水栓がセットになっていましたが(さすが医療用!)、我が家では自動水栓は必要ないので却下。
水栓なんて、いろいろあるんじゃなーい?と思っていたのですが、探すのは結構難航しました。単水栓の立水栓って思ったよりも少ないんですね…。
またもや、mosさんの検索能力(?)に頑張っていただき、なんとかよさそうなものを発見。
ミニセラ立形上向自在水栓とベンリー直パイプの組み合わせで行くことにしました。
贅沢を言えば、シンクが大きいのでじゃじゃーっとホースが伸びて隅々まで届く?♪なんていうのを考えていたのですが、単水栓でそういうタイプのものって無いのかも?全くみつけられませんでした。
そこで、クネクネ動かすことができるベンリー直パイプを採用。これなら好きなように曲げられるので便利(まさにベンリー)です。泡沫吐水も欲しかったしね。
ここまで来たら、シーリング。シンクの施工図面では目地シールでシーリングするように書かれていましたが、ホームセンターで現物を見たところ、常に水がかかる可能性がある場所には向かないとなっていたため、すぐ横で売っていたバスコークを使うことにしました。
コレがシンクをフレームに取り付けるための、専用金具です。
こんなふうに使いますよ。
薄い部分を枠に開いている穴の部分にひっかけ、天板にテンションをかけてシンクを持ち上げている感じです(わかるかな?)
このシンクの取り付け方に関しては、ネット上にあまりにも情報が無かったので、(誰かが必要になるかは不明だけど)私が書いておかなくちゃ!と思ったのでした(笑)。
pin様
はじめまして。あみと申します。
INAX医療用流しを検索していたところpin様のブログに出会いました。
我が家は建築家さんにお願いして家作りをしています。
ご自分で建てらてたなんてすごいですね!!
私も初めは洗面台にTOTOの実験用流しを、と考えていたのですが
「水はねする」という書き込みがチラホラあり代替品を探しています。
そこでお伺いしたいのですが、
INAXのS-7Aは水はねが気になりますでしょうか?
正面の棚や天板がびしゃびしゃということはないですか?
教えていただけるととても助かります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
>>あみさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
INAXのS-7A、2年近く使用していますが、水はねを気にしたことはありません。
INAXの方が25mmほど深さがありますが、それよりも我が家が使っている水栓の蛇口の先端が泡沫タイプになっていることが影響しているように思います。
水はねが気になるようであれば、そちらについても検討されると良いのではないかと思います。
少し内容がずれますが、INAXのものは水栓を取り付ける位置がシンク自体にあることもメンテナンスがしやすいです(記事中にもありますが)。木の天板から水栓がはえていたら、根元は黒くなっちゃったりして、大変だっただろうな?と思います(私は怠け者なので、なりやすそう…)。
家づくり、悩みも多いですが楽しいですよね。
自分好みの素敵な家になるよう、大変だと思いますが頑張って下さい!
pin様
早々にお返事いただきありがとうございます。
実際に使用していらっしゃる方の意見が聞けてとても嬉しいです。
水はねには水栓も関係してくるのですね。
勉強になりました。
フレームのお陰で天板がフラットになる点、シンク内に水栓を取り付けられる点が魅力ですね。
是非とも我が家の洗面台になってほしいと思います!
あとはどこで入手するかですね。。。
eTileさんに問い合わせてみます。
本当にありがとうございました♪
>>あみさん
お役に立てたようでよかったです。
入手方法が難しいですよね。
eTileさんで取り扱いがあるといいですね。
設備屋さんに聞いてみるのもよいかも。
色々考えることが多いと思いますが、頑張って下さい!
pin様
こんにちは。
早速ですが、pin様が取り付けられたinaxの医療用流しS-7Aは、
ステンレス枠なしで天板の穴にはめ込むだけでは取り付けられないでしょうか。
totoの実験流しSK106は、はめ込む使用の為、洗面器の淵の部分が
天板にぴたりと合わさる様に淵のカーブが直角に仕上がっています。
サイズも小さく、スペースのことを考えるとtotoの方がいいのですが
pin様のおっしゃるINAXの水栓を取り付ける位置の
メンテナンスのしやすさはとても利点だと思い迷っています。
お返事いただけると助かります。
宜しくお願いします
サイ。
>>サイさま
コメント拝見いたしました。
なんとなくのぼんやりとした記憶でははめ込みだけでは無理だったような気がしますが、工事自体が4年半くらい前になりますので、このシンクのフチ部分の形状は細かくは覚えていません。
お力になれず申し訳ありません。
水栓を取り付ける位置のメンテナンスのしやすさに関しては4年半経ちましたが、やはりこちらにして良かったと満足しています。
pin様
お返事有難う御座います。
やはり水栓部分のメンテナンスのしやすさは重要ですね。
ちゃんと拭いていても水栓金具が結露して
水滴が付いたままなんてこともありそうですし?。
それにしても「このシンクの取り付け方
(誰かが必要になるかは不明だけど)」とのことですが、
サイはとても参考になり感謝しています。
有難う御座いました。
サイ
サイ様
お返事遅くなってしまってごめんなさい!
私はかなり面倒くさがりなので、出来るだけメンテしやすい方を選んでしまう傾向があるかもです(笑)
悩みながら書いたシンクの取り付け方が、お役にたてたなんて本当に嬉しいです?。
頑張ってくださいね!