薪ストーブ屋さんから、この前相談した結果をふまえた図面が届きました。建築士さん用にも同じ物が入っていたので、お渡ししながら炉台の作り方について検討する事に。
まず土台の部分の検討。この前ストーブ屋さんでお話しした時に“ストーブの下になる部分に追加でコンクリートを打ってもらおう”と言う事になったんですが、問題はその範囲。その後をどう施工するかによっても変わってくるし悩みどころです。
【検討中の施工法】
1.基礎といっしょに炉台の部分にもコンクリートを打ってもらう。
→その上に根太をしかないで、更にモルタルを入れる。
→タイル、煉瓦など好きな素材で化粧する。その際は床材とレベルを合わせバリアフリーにする。
メリット:床全体がフラットになるので、つまずいたりしない。部屋を広く使える。もちろん重量もばっちり支えられる。
デメリット:コンクリート部分は冷たいし、寒い。レベルをきっちり合わせる事、床材との境目をうまくシールしなければならない事が大変。床材を現場あわせしながらカットして使わなければならない。要は施工が難しい。
2.基礎といっしょに炉台の部分にもコンクリートを打ってもらう
→その上に通常通り狭い感覚で根太をしく
→通常通りフローリングを施工する。あらためて炉台を作る。
メリット:現段階で炉台について全て決めてしまう必要がない。施工が楽。気密が保たれる。
デメリット:バリアフリーにはならず、ある程度の面積が“炉台専用スペース”としてとられてしまう。
“施工が楽”はやはりセルフビルドする者にとってはかなり大きなメリットですし、寒いのもちょっと・・・と言う事で、色々考えましたが2番の方法にする事に決めました。
現段階で必要な事を決め、リラックスムードの中、建築士さんがぼそっとこんなことを。
建築士さん 「ところで、炉台にはどんな材料を使われますか?」mos&pin 「え?っと、まだ何にも考えてないんです。あのストーブとは雰囲気が合わないので、煉瓦は最終手段と考えているんですが、何かアイデアありますか?」建築士さん 「値段のこととかは全く考えないで言わせてもらえれば・・・」mos&pin 「なんでしょ?」建築士さん 「芦野石なんてどうかな?と思って。地元のものだし、大谷石よりは堅くて使いやすそうだし。でも煉瓦よりは高くなっちゃうかもですね・・・・」mos&pin 「いいかも?。使ってみたいですね。芦野石って【石の美術館】にある石ですよね。石のルーバーとかあってかっこよかったなぁ。少し高くつくと言っても炉台の面積はそう多くはないですから、そんなにスゴイお値段にはならないはずですよね。こういうところでこそ贅沢してみたいですね」建築士さん 「かっこよくなりそうですよね(嬉しそう)。背面部分はブロックを積んで、アンカーボルトで支えて表面に貼っていくって手もあるし、いろいろ考えられますね」
いいアイデアだなーと素直に気に入りました。地元の素材を家の中に盛り込むのは、なんだか素敵な事だなぁとも思うし、芦野石自体も以前【石の美術館】を見に行った時から気に入っていた素材です。白っぽい色のモノもあるので考えるデザインの幅も広がります。
ちなみに石のルーバーはこんな感じ。
【石の美術館】の館内はいくつかの建物が石の順路でつながっています。
水も多く使われていて、気持ちの良い空間です。
この建物の中に受け付け、カフェ、売店などがあります。
ちなみに、この【石の美術館】と【馬頭町広重美術館】【那須歴史探訪館】は4年くらい前に隅研吾氏が設計した建物です。
ご興味がある方はいかがですか? 3つとも那須周辺にありますので1日で回る事が出来ると思います。
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