蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)見学
予想通り、昨夜は夜更かし。眠りについたと思ったらあっという間に朝でした。
でも、予定満載の今日。楽しみな事がたくさんなので、比較的すっきり目覚めて出かける事が出来ました。
家を出た時間は5時。ETC通勤割引を利用して移動する&午前中にも予定があるので、こんな早い時間です。
結婚式自体は午後からなのですが、せっかく東京に行くんだし以前から見学したいと思っていた蟻鱒鳶ルに寄らせていただくことにしました。
蟻鱒鳶ルとは、セルフビルドで建てる鉄筋コンクリートのビルの名前。岡啓輔さんという方の自宅になるビルです。ほぼ日刊イトイ新聞で岡さんの事を知りmixiでコミュニティに参加させていただき、今までの経過などを見せてもらいました。
*『ひとりでビルを建てる男』(ほぼ日では建築ジャーナリストの磯さんという方が今までの経過などを分かり易い言葉でレポートされています)
ちょっとだけ迷いましたが、なんとかたどり着く事が出来ました。
今まで“セルフビルド”と聞くと、なんとなく広い土地のある田舎というイメージを持っていたのですが、正真正銘東京のド真ん中です。
周囲には背の高いマンション。
もちろん、状況は知っていて見に来たわけですが、実際に見るとやっぱりすごい。
この日は手伝いに来ていたOさんの発案で、ゲートをカラフルに塗装していました。
向こうで木材をカットしている岡さんのいる場所の下は空間。少し前に人力だけで2.8mの地下室部分を掘り終わっていたのでした。
もちろん地下も見せてもらいました。
これ全部人力で掘った空間です。すごい!そしてちょっとうらやましい気も。最初は石やゴミなどが沢山出て来て大変だったけど、途中からは混ざっているものも、瓦や石やその他歴史を感じるようなものになってきて掘るのが楽しくなったそう。
実際に地下に降りてみて、面積の数字を聞いて想像していたよりも、広いなぁという印象を持ちました。地下の床部分はこのまま土でいく予定だそうです。
右側にある丸い柱のようなものは、基礎を支えるために支持岩盤までささっている杭です。
さっき広い印象と書きましたが、作業スペースと考えると狭いなーと思います。普段私達が建てている現場の土地の1/10くらい(私達が以前住んでいた東京の家と同じくらいだなー。なんだか“東京”って感じがします)のスペース。
セルフビルドしていると、工具・材料いろいろなものが必要になります。そして、岡さんのトコロには更に掘った土もあったわけで。
平面だけでなく、高さ方向のスペースも工夫して収納されているのが印象的でした。
現場から出て来た土。
大半は別の場所に運んで置かせてもらっているそうですが、こうやって現場に置いてあるものもあります。掘った土の再利用もいろいろと考えておられるよう。ここから出た土がどういう形でこのビルに残っていくのか楽しみです。
地下から上を見上げる。
こんなに高い建物が、スグそばにあるんですよ。なんつーか、やっぱりスゴイ。少し離れて現場を眺めながら、この場所に岡さんの家が建っているのを想像してみる。楽しい?。
ひとしきり説明していただき、その後自分達であちこち眺め、お昼を一緒に食べながらいろいろお話しさせていただいたのでした。手伝いもせず、たくさん時間をとらせてしまって申し訳なかったです。
工法も経験も全然違うけど、“自分の家を自分で工夫して建てている”という共通点のある人とお話できた貴重で楽しい経験でした。
岡さん、どうもありがとうございました。
レポート待っていました (^-^)
凄いですね・・・・
通常のセルフビルドだと そろそろ燃え尽きる頃ですが
益々盛んなので 感心します
でも何時頃 完成するのでしょうかね
余り 人の事は、言えないですが
プロジェクトが大きくて 困難なので大いに楽しんでいただきたいものです。
>>セルさん
こんばんは。
レポ書くまでに1月以上もかかってしまいました(^^;
>凄いですね・・・・
>通常のセルフビルドだと そろそろ燃え尽きる頃ですが
>益々盛んなので 感心します
ホントすごいですよね。『大変な事とかがあって、イヤになっちゃうことって無いんですか?』と質問したら、「周囲から見たら何もしていない、着工するまでの期間の方がつらかったので、今は作業が出来るだけ幸せです」と言っておられました。うーむ、凄い・・・
竣工予定(希望)は2009年のようですね。楽しみです。
いろいろなセルフビルダーさんにお会いするのは勉強になるし楽しいですね。
セルさんにもお会い出来る機会があったらいいですね。