紆余曲折
5日くらい前から、炉台づくりに取り組んでいるわけですが、これがもうなんつーかダメダメスパイラルにはまっています(T_T)
これも、異素材の組み合わせを安易に決めたツケなのか…
とりあえず、ALCに水性ワイドシーラーなど塗ってみました。
まさに実験という感じ。で、これはなんのためかと申しますと…
これを塗るため。
ALCの上に鉄板を置くのですが、そのままおくだけではちょっと心配。
最終的には石を置くので、目地がピリっと割れてしまわないように、動かないようにしたいのです。
コンクリートと鉄をくっつける?? どうすればいいんだろうと結構悩みました。接着剤が存在するのは知っているのですが、入手しやすさや価格から今ひとつピンと来る物がありません。
悩みながらホームセンターで物色している時に出会ったのがコレ。
『門柱金具やフェンスの取り付けに!』って書いてあるな。一応。と思いつつもかなり不安。ま、やってみるしかないですね。
ALCへシーラーを塗ったのは、水分の吸い込みが少しでも減るように。このセメントの水分を全部吸っちゃいそうな気がして…
スグに広げられるように準備して、セメントをこね、広げ、急いで鉄板をのっけてみました。
…が、…が、予想どおり(?)くっつく様子なし(T_T)
仕方がないので、ビスを何カ所か打って固定。
下穴を開ける時、切削油としてエンジンオイルを使いました。このページによると、エンジンオイルはあまりおすすめではないようですが、ちょっとした下穴をあける程度に使うには無いよりマシ程度ですが、効果はありました。
そうそう、最初からビスどめでいーじゃんと思う方もおられるかもしれませんが、この上に石をのせる時に、ビス頭が邪魔になっちゃうんですよね。
仕方ないので、石を削らなくちゃだな。
鉄板の周囲にはツーバイ材で見切りを取り付けました。
R階の床の塗装で使用したVATONフロアを塗ってあります。禁断の艶消しonlyの2度塗り(汗)。
これくらい少ない面積のものだと、ムラは感じないです。よかったよかった。
見切りまで取り付けた翌日、石屋さんに石を取りに行ってきました。
落ち着いた印象が好きなので、水磨きくらいまでにしていただきましたが、芦野石はもともとどんなに頑張って磨いても御影石や大理石のようにはツルツルピカピカにはならないんだそうです。
厚さは50mm。当初の予算よりは若干アップしましたが、この厚みはやっぱり重厚感があって良い感じです。
一番手前に置く石は、左右にわけず1枚で仕上げてもらいました。
これから、ビス頭の部分を削るべく準備中。
コンクリートビットで削ってます。この石、柔らかめなのでよく削れます。
でも、作業台からおろして合わせてみて、また台にあげて削り直す…という作業はやっぱり大変。
裏側に水を吸い込ませているところ。
鉄板の上にモルタルを敷いてから石を置こうかな…ということで石に水を含ませてます。
下の3分接着セメントを敷いた分の若干の不陸をここで吸収できたらなーとか、ちょっとだけ期待してますが、どうかなー?
それにしても、水吸います。
どれだけでも吸いそうです。柔らかい石ですしね?。ちょっと不安。
でも、レンガのようなサイズではないのでバケツにザバーッというワケにもいかないし、室内なので、上からジャージャー水を流すわけにもいかないし…。うーむ、条件悪いですねー。
ここまで来たらやるしかない!ので、モルタルを塗ります。
薄目にのばしてます。石の重みで周囲からはみでちゃったらやだなーとか、いろんな心配が頭をよぎりますが、GOGOです(いいのか?)。
とりあえず、石を乗っけるまでしてみましたが…うーむ、いまひとつな手応え。
よく考えたら、モルタル敷くならネジ頭部分の削り作業はいらなかったなぁ。とも思ったり。
どんよりした空気の中、mosが一言。
『うおー!最初から全部やり直したい!』
そして私。
「いいよ」
『え?』
ということで、やり直し決定。
この後は写真はありませんが、石を外し、石の裏のモルタルを拭き取り(あれだけ水を吸わせたのに石の下のモルタルはパラパラの砂?土状でした 涙)、鉄板の上のモルタルを片づけ、ネジ止めしたあった鉄板を外し、その下の3分接着セメントをサンダーで落としました…。
セメントを落とすのに要した時間は約5時間。家の中は…ご想像にお任せします。
そして翌日。
ALCの上に鉄板をビス止めし、その上に石を配置しました。
いよいよ目地つめ。
モルタルをゆる?くつくって詰めてます。
目地は約5mm。深さは厚みとイコールなので50mm。キビシイです。第一、石に水分吸われまくりでモルタル入っていかないし。
これじゃーだめだ。という事で、さっさと石を外しモルタルもきれいにおとしました。
なにか手だてを考えねばなぁ…。
しかし、炉台にかなり振り回されてるなぁ。素直にレンガで作ればよかったのかな…。
でも、地元産の石、使いたかったんだもーん。
この文章だけだと心配になってしまいそうなので…
なんとか炉台は完成しております。
次回は完成編をお届けします(笑)。失敗編は長々なのに、完成編はシンプルになりそうです(苦笑)
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