玄関の収納家具、この時から、そのままになっていたワケではないのですよ。いろいろいろいろ試行錯誤しておりました。
家具って考える要素がたくさんあって、大変なんですねー。
まずは、引き出しの前板のとりつけです。
位置を決めて両面テープで仮止めしました。
取っ手はどんなものにしようか結構悩みました。買うとそれなりにお高いですしね。
いくつか購入してみたものもあるのですが、今回は自作。
いつぞや、どこかで見て『これ、よいなー』と思ったものをマネさせていただきました。こういう系のつまみは丸いものが多いと思うのですが、ちょっと変わった形で気に入っていたのです。
この形に削った棒状のものを、4つにカット。参考にさせてもらった元のものは、ナナメの部分がもう少しカーブしていたと思うのですが、それはちょっと難しいのでストレートに。
前板にとりつけたら、こんな風になりました。
引っ張りやすいし、実用的にも問題ないようです。
引き出し完成?。
下の開き戸もとりつけてみました。
開き戸はスライド丁番を使って設置しました。これがまた考えなくてはいけないことが多かったです。
取り付け位置について、今回使ったスライド丁番の具体的な説明を見つけられなかったので、いろいろな大きさや位置で実験しました。
今回使用したスライド丁番は、スガツネ工業のもの。
実は最初は100円ショップで購入したカップの彫り込みの直径が26mmのものを使おうと思っていました。しかし、実験してみたところ、どうもそれだとかぶり厚が浅くて側板をうまく隠せなかったのです(側板の厚みは30mm)。
うーんと悩みつつ、次は35mmの直径のもの(同じく100円ショップで購入)で実験。こちらもいまひとつな結果に。でも、100円ショップのモノだとパッケージに詳しい説明もないし、いろいろ想像して悩むしかなかったのです。
実験結果と、いろいろな会社から出ているスライド丁番のサイズ、かぶり厚などのデータを参考に、結局40mmの直径のものでないとダメだという結論になり、スガツネのものに行き着いたのです…。
このスライド丁番のカップの部分の彫り込みをするために、フォスナービットを使っているのですが、必要になって買い足し、また買い足し…と結局26mm、35mm、40mmの3種類揃ってしまいました…(それぞれ違うお店で購入。ちなみに40mmは100円ショップで525円でした)。
100円ショップでスライド丁番を売っているのを見たときは“すごいなー”と驚きましたが、やはり細かな部分はメーカー品が良くできていて使いやすいです。扉側と受け側の2つに分割出来、上下や前後の位置調整もしやすくて本当に便利。
100円ショップの丁番でも、取り付けてしまえば問題無いようですが(耐久性とかは実験してないのでわかりません)、交換用として売っているものなので新規の取り付け作業は大変ですね。
というわけで、試行錯誤の末に完成した収納家具の全景です。
塗装は、メルドスを2度塗りしました。
スッキリした雰囲気ですが、大きめなので収納力は抜群です。これから活躍してくれる事でしょう。
あ、天板の上の方にスイッチらしきものが見えますね。玄関の人感センサーつきライトのスイッチ、結局ほとんど使わないので、かさばるスイッチ部分を外して端を危なくないように処理して引き出しの向こうに押し込みました(笑)。もしかして使いたくなる日が来たら、そのときにまた設置場所を検討しようと思います。
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